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予測不可能性が5Gのトレンドを加速:注目に値する事象

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5G Awareness Blog 1240x600 Final Uncertainty Accelerating 5G Trends: What to Watch

世界的なパンデミックは私たち全員の生活を予測不可能なものにしましたが、4つの主な5Gのトレンドを加速させることにも貢献したことを解説します。

米国の連邦通信委員会(FCC)が初めて実施した大規模な中周波数帯域のオークション右矢印アイコンで、需要が供給を上回っています。しかし、明るい材料は5Gの将来性だけではありません。柔軟な帯域のメリットを受けられることは、固定ワイヤレスやプライベートLTEなど、重要な接続性の実現機能を利用する人々にとっても、大きな注目と投資が効果をあげています。

5Gで最も将来性がある機会を支える基礎の構築に対する関心が持続していることも、Spirentが過去6か月にわたって顧客と提携してきた経験で最も目立った事象です。世界的なパンデミックがいまだに予測不可能性を引きずっていますが、実装の計画は継続しています。テスト構想は未だに拡大しています。

将来がどうなるか、誰にもわかりません。在宅勤務は恒久的なものになるのでしょうか? 業界はついに、過疎地での接続不足の解消に力を入れるのでしょうか? ARは遠隔医療をかつてなく普及させるでしょうか? どんな疑問であれ、今では5Gがそれに応えてくれると考えられています。

5Gにとって最も重要な年

当社が5G: 2020年に期待できること右矢印アイコンを今年初頭に発表したとき、2020年は5Gにとって最も重要な年になると述べました。これは、Covid-19がアジア地域に広がり、欧州と南北アメリカで猛威を振るう直前のことです。さらに遡って、最初の提言に注目すれば、2020年は5Gにとって最も重要な年になるであろう、と当社は述べています。

2020年に入り、5Gの実装は進行していましたが、消費者による採用は期待をはるかに下回っていました。これは、収益の可能性が大きい企業向けのビジネスチャンスを早急に求める動きにつながりました。今では状況が再び変化し、企業はこれまで以上に分散化が進んで、無数のバーチャル勤務者がオフィスの物理的境界を完全に打破しているように見受けられます。つまり、接続機能がかつてない量のテストに晒されています。このトレンドだけでも、短期的には膨大なイノベーションを活性化させるはずです。これらすべてが、わずか半年の間に起こりました。得られた教訓とは? 何が起こってもおかしくはない、です。新たな帯域への投資が始まり、急速にロールアウトが進み、緊急のテストが要請されるとき、それらはすべて、同じ事象が原因です。つまり、5Gが時代をどこへ導こうとしているのか、全員が注目していることです。

引用文

世界的なパンデミックがいまだに予測不可能性を引きずっていますが、実装の計画は継続しています。テスト構想は未だに拡大しています。

注目に値する4つの主なトレンド

Spirentは、概況レポートに最近追加された補則右矢印アイコンで、世界的なパンデミックを受けた5Gの将来的な見通しを掘り下げています。当社は、予想よりも素早く4つの重要なトレンドが進行しており、かつ長期的な影響力を持つと見ています。

  1. 在宅勤務のトレンドが、固定ワイヤレスアクセス(FWA)をさらに急務にします。Googleは先日、従業員に対して、来年夏まで物理的なオフィスに出社する必要はないと告げ、その他の企業もそれに続いています。一時的な対策として当初は考えられていたものが、いずれは恒久的な慣習に化していくことが予想されます。ホームネットワークは、従業員が現状を切り抜けるのに貢献しています。しかし、真に自由自在に活動するには? 5Gで駆動されたFWAは、長期的なソリューションを構成する堅牢性、セキュリティ、管理性を提供します。非地上系ネットワーク(NTN、低軌道(LEO)衛星通信を含む)での5Gが勢いを増し、今後2~3年間で可能性を実現するにつれ、過疎地での接続機能も改善されていきます。

  2. 遠隔医療などの低レイテンシの勢いが増しています。これらは、夢想的な予測ではなく、いずれは登場する未来です。新しいユースケースが突然身の回りにあふれ、5Gは拡張と採用を加速させる土台となることが期待されています。韓国では、集中治療室のファーストレスポンダーは、5Gネットワークに接続された360度のカメラを使用して、リアルタイムにデータをストリーミングしています。

  3. サプライチェーンは多様化しています。オープンRANと新しい5Gコアとクラウドサプライヤーは、多様化してより低価格化する可能性のあるサプライチェーンの重要な要素として、存在感が高まっています。同時に、米国と英国の規制当局は、国家のネットワークインフラを保護するため、大いに注意を払っています。これらはすべて、ネットワークのベンダーとの関係を結び、新しいコンポーネントを守ってサービスを立ち上げる、新たな方式を推進しています。

  4. 自動化が加速しています。物理アクセスの限界を考慮すると特に、エクスペリエンスを保証するためにネットワークを自動化する必要性が、急激に注目を集めています。

当社の 5G: 2020で期待するべきことレポートの補則で、上記の主なトレンドの詳細などを深く掘り下げています。今すぐコピーをダウンロードし、私たちが迎える未来についてのSpirentの見解をご覧ください。また、今年度もこうしたトレンドをそれぞれ解説していきますので、今後もブログ記事をご購読ください。

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Stephen Douglas
Stephen Douglas

市場戦略統括

Spirent is a global leader in automated test and assurance for the ICT industry and Stephen heads Spirents market strategy organization developing Spirents strategy, helping to define market positioning, future growth opportunities, and new innovative solutions. Stephen also leads Spirent’s strategic initiatives for 5G and future networks and represents Spirent on a number of Industry and Government advisory boards. With over 25 years’ experience in telecommunications Stephen has been at the cutting edge of next generation technologies and has worked across the industry with service providers, network equipment manufacturers and start-ups, helping them drive innovation and transformation.