octoScope社を買収

2021年3月5日（ロンドン（英国））-次世代デバイスとネットワークのテスト、保証、分析ソリューションのリーディングプロバイダーであるSpirent Communications plc、LSE:SPT）は本日、創業者のFanny Mlinarsky、経営陣およびその他投資家から、octoScope,
Inc（octoScope）を買収したことを発表しました。2021年と2022年の年間収益成長目標と主要スタッフの維持に基づいて、追加対価で1,800万ドルを上限とし、債務およびキャッシュフリーベースで5,500万ドルの初期現金対価となり、買収資金は、既存の現金資源から調達する予定となっています。

2006年に設立されたoctoScopeは、米国を拠点とするテクノロジー企業で、市場をリードする正確で再現性のある自動化されたワイヤレステストソリューションとメソッドをワイヤレス業界に提供しています。octoScopeのテストソリューションは、最新のWi-Fi 6および6E技術を含むエミュレートされた実世界環境での自動化されたWi-Fiおよび5Gテストを提供するために特許技術を活用しています。octoScopeの製品は、Google、Facebook、Verizon、Qualcomm、Nokia、Amazon Philips、Sonyなど、世界的な大手通信サービスプロバイダ、チップセット、デバイス、ネットワークインフラおよびWi-Fi機器ベンダーの優良企業で使用されています。

この補完的な買収は、2020年10月のキャピタルマーケット・デーで概説されたSpirentの目標とする投資およびM&A計画に沿ったものであり、より広範な保証機会を確保し、多様な顧客基盤を拡大するものです。octoScopeは、ネットワーク＆セキュリティ事業セグメント内の高速イーサネット事業に現存する新興Wi-Fi収益ストリームとともに、ライフサイクルサービス保証事業セグメントに組み込まれます。

2019年12月31日時点のoctoScopeの総資産は1,160万ドルであり、2019年12月31日までの年間売上高は1,740万ドル、税引前利益は450万ドルとなっており、監査の対象となる2020年の収益は約2,000万ドルに増加しています。本事業は堅調な成長を実現しており、今後も成長は続くと予想されます。

Wi-Fiは、重要な次世代無線アクセス技術として5Gと肩を並べています。モノのインターネットの爆発的な成長、医療や産業などの分野における新たなミッションクリティカルなユースケースの出現、固定ワイヤレスアクセスやWi-Fiオフロードなどのアプリケーションの拡大に伴い、信頼性と安全性の高いWi-Fiの重要性はかつてないほど高まっています。Wi-Fiアプリケーションは、堅牢な技術ロードマップ（Wi-Fi 6/6E/7）、リモートワークの増加、世界中の新しい周波数帯への拡大を背景に、成長を続けています。

SpirentはすでにWi-Fiおよび5Gテスト市場で確固たる地位を築いており、octoScopeとの既存ポートフォリオの組み合わせにより、Wi-Fiテストのリーダーとして地位を確固たるものとします。また、5Gソリューションの機能を拡張し、グローバルチャネルを通じて、お客様に新たな差別化されたサービスを提供する機会を提供します。

最高経営責任者（CEO）のEric Updykeの買収に関するコメント：「10月のキャピタルマーケット・デーにおいて、SpirentのM&Aの意図を明確に示しましたが、octoScopeをSpirentファミリーに迎え入れることができることを非常に喜ばしく思っています。信頼性と安全性の高いWi-Fiに対するニーズはこれまで以上に高まっており、当社チームは、複雑化するWi-Fiの課題に対処すべくお客様をサポートできることを楽しみにしています」。

「今回の買収は、Spirentの5Gソリューションポートフォリオに加え、拡大するWi-Fi分野における確固たるマーケットリーダーの地位を確固たるものとすることで、持続的で収益性の高い成長を目指すSpirentの戦略をサポートします。octoScopeは、Spirentに卓越したトップクラスの顧客ベースをもたらし、確立されたグローバルな市場ルートと主要アカウントとの信頼関係をさらに活用する機会を提供します」。