octoScopeが家庭用Wi-Fiサービスに注力した新しいテストベッドをリリース

マサチューセッツ州リトルトン、2021年6月24日 - Spirentの子会社であり、正確で繰り返し利用可能な自動化されたワイヤレスパーソナルテストベッドの一流メーカー、octoScope®は本日、STACK-MIDのリリースを発表しました。これは、通信サービスプロバイダー（CSD）が家庭用のWi-Fiデバイスとソリューションをテストして最適化できるよう設計された、新しいテストベッドです。

STACK-MIDは、octoScopeが提供するフル装備のSTACK-MAXテストベッドのサブセットです。STACK-MIDは家庭用Wi-Fiデバイスに不可欠なすべての機能と規格の試験をサポートしており、これにはホームルーターのパフォーマンスを試験する最新のBroadband Forum TR-398、第2版のテストケースが含まれます。

octoScopeの創立者であり、SpirentのWi-Fi製品部門でシニアバイスプレジデントを務めるFanny Mlinarskyはこう述べます。「家庭用Wi-Fiソリューションがさらに高度になるにつれ、当社のCSP顧客は、彼らの顧客から寄せられるサービス用の問い合わせでWi-Fi関連のものが多数を占める、と言います。CSPはWi-Fiルーター、ゲートウェイ、ネットワークのパフォーマンスを評価して改善できるテストソリューションを求めています。新たなWi-Fiテクノロジーやメッシュなどのネットワークトポロジーが家庭用に提供される機会が多くなっていることからも、これは重要です。」

octoScopeのSTACK-MIDを使用すれば、CSPはWi-Fi 6、Wi-Fi 6E、MU-MIMO、OFDMAなど最も新しいテクノロジーを含め、最新のWi-Fiソリューションを家庭用途へ向け試験できるようになります。octoScopeの現場-ラボ再生ソリューション、Trackerと組み合わせれば、テストベッドはメッシュネットワークの最適化にも使用できます。また、ローミング、アクセスポイント（AP）ステアリング、バンドステアリング、ロードバランシングも簡単に試験し最適化できます。また、現実的な導入シナリオを現場で記録し、テストベッドで再現できます。

Mlinarskyはこう述べます。「STACK-MIDがあれば、サービスプロバイダーは試験対象のデバイスが現場へ導入された場合も同等のパフォーマンスを発揮できる安心感を得られます。」

octoBoxパーソナルワイヤレステストベッドについて

スタックして設定可能なoctoBoxのパーソナルテストベッドは、外部の干渉から完全に隔離されており、技術者のオフィスやラボのテストベンチで使用できます。

octoBoxのテストベッドはそれぞれ、専用のNode.jsウェブサーバーから制御されます。サーバーはブラウザーのUI（手動制御）、またはREST API（自動テスト）を通じてアクセスできます。サーバーはテストベッドのタイムベースを提供し、内蔵の機器、試験対象機器の設定、トラフィック、テストの流れを制御します。テスト結果はMongoDBデータベースに保存され、複数のチームがテストの自動化スクリプトとテスト結果を共有して協働できるようになっています。

octoScopeについて

octoScopeはSpirentの子会社です。octoScopeは隔離され、繰り返し利用でき自動化されたワイヤレスのパーソナルテストベッド市場でトップのシェアを占めます。当社の特許取得済み技術は、オーバー・ザ・エアーのワイヤレス試験で他では得られない精度、安定性、低価格、付加価値を提供します。octoBoxテストベッドは自動化された回帰試験シーケンスを設定でき、多様なエアリンク条件や干渉のシナリオを選択できます。octoBoxテストベッドは、単一の機器を試験するのみならず、マルチノード型のメッシュシステムを対象に試験範囲を拡張できます。

テストベッドは、多彩なワイヤレスデバイスやシステムの挙動とパフォーマンスを評価できる、強力なテクノロジーを備えます。テストベッドは、プロトコル監視、テスト用トラフィック生成、モーション/マルチパスのエミュレーション、干渉生成、デバイスのエミュレーションなどの機能を搭載します。